歩く姿も個人情報

「歩容」という言葉を知っていますか?

個人情報保護法が改正されてこの5月末から施行されますが、これまでグレーゾーンといわれていた個人情報の定義が明確にされました。具体的には身体特徴の中で顔、指紋、虹彩、静脈などに加えて歩容とあります。「歩行の際の姿勢及び両腕の動作、歩幅その他の歩行の態様」だそうです。

調べたら犯罪捜査で歩容認証というものがあるみたいです。よく犯罪現場の監視カメラの映像で犯人が特定されることがありますが、あんな顔もよく見えない不鮮明な画像でよくわかるなと思いましたがこれが歩容の技術のようです。

顔が不鮮明でも遠目でも人の歩き方の特徴から生体認証でき、性別や年齢も推定できる新しい個人識別法として犯罪捜査などで注目の技術とのこと。犯罪捜査以外に何に使えるのだろうかパッと思いつきませんが、世の中が便利になる使い方に期待します。

しかし、 歩く姿も個人情報ですので商店街に設置してある監視カメラも個人情報保護法の適用を受けることになるわけで個人情報保護法を理解した上で設置する必要があります(改正前から個人情報です)。

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